日本建築仕上学会2022年大会学術講演会にて、木造住宅に適用する伸張性片面粘着防水テープに関する論文が発表されました。
論文に記載された伸張性防水テープはモルタル外壁の開口部やベランダ腰壁と外壁の取り合い部など、雨漏りの多い箇所に防水性向上を目的として使われます。
この論文はNiMoGa団体会員である一般社団法人 日本防水材料協会が発表するものであり、要点は下記の通りです。
【題目:3310 木造住宅外壁における伸張性片面粘着防水テープの評価方法】
・木造住宅の開口部、バルコニー腰壁と外壁の取り合い部といった複雑部位にテープ処理する場合、一般的な防水テープではピンホールが生じやすく、漏水リスクが高まる。
・ピンホール無く処理するために、伸張性片面粘着防水テープを使うことが推奨されているが、品質評価方法は確立されていない。
・この品質評価方法を確立することを目的に、評価項目、試験方法を検討した。
・この際、テープを伸ばした時の応力とテープの接着力の関係に着目し、基礎データを収集しながら試験方法を考案し、伸張性片面粘着防水テープの性能を定量的に評価した。
日本建築仕上学会2022年大会学術講演会は、2022年10月20日(木)~21日(金) に開催され、
この論文は、2022年10月21日 13:00~のセッションにて報告されました。
詳細は以下をご覧ください。
■ 2022年大会学術講演会(第32回研究発表会) 研究発表プログラム