2024年6月12日(水)、第11回となる令和6年度通常総会を執り行いました。
令和5年度の事業および収支決算、令和6年度事業計画および収支予算についての報告と審議が為され、いずれも議案通り承認されました。
また総会後に、東京理科大学の古賀先生による講演会を開催しました。
湿式外壁の展望をテーマにした、
「これからの建材は湿式」繰り返し起こる強震動にはラスモルタル外壁が必須
という題名の講演をいただきました。
阪神・淡路大震災以降、震災が起きる度に現地へ駆けつけ、建物調査や建物復旧支援をされてきた古賀先生自身のご経験と調査分析結果、それに海外見聞や実験考察などを交えながら、分かりやすい具体的なお話をいろいろと聞くことができました。
その中から、かいつまんでひとつお伝えします。
調査日:2024年6月7日~8日
調査地域:輪島・穴水・和倉・七尾
能登地域の古い木造家屋には、土壁で造られている外壁の一部をラスモルタルで改修しているものが散見された。
そのラスモルタルによって耐震性が向上していたと考察される家屋、ラスモルタルが家屋倒壊を紙一重で防ぎ避難を可能にした家屋がいくつもあった。
気持ち新たに、今後もモルタル外壁の普及に向けて活動を続けてまいります。
能登半島地震で被害を受けたみなさまに、あらためてお見舞い申し上げます。